【本紹介】虹の岬の喫茶店


おはようございます。今回は、森沢明夫さんの作品「虹の岬の喫茶店」を読了したので紹介します。この記事は昔の記事を転用いたしましたので漫画はありません。
心癒される音楽に出会える物語。
この作品を選んだ理由
「エミリの小さな包丁」「夏美のホタル」と続いて森沢明夫さんの作品にドはまりしました。
この作品も代表作の一つとして映画化もしているそうなのでとても気になって購入しました。
こんな人におすすめ
登場人物
柏木悦子(かしわぎえつこ)
虹の岬の喫茶店を営む初老の女性。
高田浩司(たかだこうじ)
喫茶店の隣にライブハウスを建てる。悦子の妹の子ども。巨漢な男。
コタロー
悦子が飼っている犬。
あらすじ
初老の女性、柏木悦子が営む「虹の岬の喫茶店」。
そこは心に傷を負った人が訪れ、悦子が親身に話を聴き、音楽とおいしいコーヒーで心も体も癒してくれる喫茶店だった。
そして、心が癒された人々はそれぞれの道へと歩む勇気を与えてもらう。
そんな女主人も昔夫を亡くしていて・・・。
人々の出会いに心温まる物語。
感想
森沢明夫さんの本2冊目ですが、やっぱり中身はやさしい物語になっており、心が洗練されます。
汚い感情が洗い流され、癒されました。
私は、喫茶店に訪れる人によって選曲される音楽を流しながら読みました。
私は「アメイジング・グレイス」と「ザ・プレイヤー」という曲が気に入りました。
知ってる方も多いのではないでしょうか。
「アメイジング・グレイス」
「ザ・プレイヤー」
本を通して音楽を知るのは、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」以来でしたが、やはり音楽を楽しみながら作品を楽しむのもいいですよね。
心に傷を持っている人が訪れ、ピッタリの音楽と美味しいコーヒーに癒される心温まる物語でした。
心に響いた言葉

喫茶店を営む優しい女主人の言葉。
こうなりたいってイメージって大事だなと感じました。
私の今の「こうなりたいイメージ」ってどんなんだろう?
今後考えていきたいです。

こういう風に考えられる人間になりたいです。
自分のことしか考えられない人間なので、こういう考えが出来る人は本当に尊敬します。
他人の幸せを祈るって素敵ですよね。

昔のことを後悔することが多い私。
けど、それってこれまでの自分を否定することだということに気づかされました。
大人になるっていうのは全てを受け入れることだということを覚えておきたいと思います。
他メディア化
映画
女主人の悦子を演じるのは女優の吉永小百合さん、浩司を俳優の阿部寛さんが演じています。
とても豪華なキャストですね!
タイトルは少し変えられており「ふしぎな岬の物語」だそうです。
あとがき

ってことで今回は森沢明夫さんの作品「虹の岬の喫茶店」でした。
選書の参考になれたらうれしいです。
最後に森沢明夫さんの他作品と、読書初心者向けの本を紹介しています。ぜひ覗いてみてください
それでは!
Audible
「虹の岬の喫茶店」はまだAudible化されていないようです。
他作品紹介
森沢明夫他作品
エミリの小さな包丁

夏美のホタル

読書初心者向け
風と共に咲きぬ/清水晴木

物語の種/有川ひろ
