【本紹介】エミリの小さな包丁
ぽち
晴読雨読
おはようございます。今回は、清水晴木さんの作品「風と共に咲きぬ」を読了したので紹介します。
たんぽぽのように心が変わる登場人物たち
主役ではない人が主役になるために奮闘したり、悩んだりする物語。
私も物語の主人公になるような人間ではないので、共感が止まりませんでした。
ジャスティスレンジャー関連の話は少しぶっ飛んでいて驚きましたが、最後まで読むと深く面白かったです。
斬られ役の話はそういう道を歩んでいる人にはよくあることなんだろうなと想像すると自分には耐えられないです。
本当に尊敬します。
一生懸命な姿は大人でも子供でも関係なく眩しいなと感じました。たんぽぽのイメージぴったりの作品ばかりでした。
エピローグの主人公も観客(傍観者)はどのように変わるのか、読んでからのお楽しみです
P54
「新幹線って音のこだまや、光の速さのひかりよりも、たくさんの駅を飛ばしてあっという間に目的地に着いちゃうのぞみが一番速いの。
のぞみって望みでしょ。
つまり、ー人の想いだよ。
だから人の想いは音よりも光よりも速いんだよ」
風と共に咲きぬ
良い言葉!!
新幹線についてそんな風に考えたことなかったので目から鱗でした!
P216
一見悲劇に思えるようなことも引いて見れば喜劇になる。
それと同じように、悲しかった出来事も後になってみると笑って話せる時が来るものだ。
風と共に咲きぬ
落ち込んだりすることが多いのでこんな風に考えたいと思います。
過去のことを笑って話すことが出来る大人になりたいです。
ってことで今回は清水晴木さんの作品「風と共に咲きぬ」でした。
選書の参考になれたらうれしいです。
最後に清水晴木さんの他作品と、読書初心者向けの本を紹介しています。ぜひ覗いてみてください
それでは!