【本紹介】怒るカラダ
ぽち
晴読雨読
おはようございます。今回は、越谷オサムさんの作品「陽だまりの彼女」を読了したので紹介します。
読めば読むほど謎が多くなる彼女が気になる!
奥田浩介(おくだこうすけ)
マーガリン事件から「キレると何するかわからない危険人物」として中学時代恐れられていた。
渡来真緒 (わたらいまお)
「学年有数のバカ」として中学生の頃にいじめられ、マーガリン事件で浩介に助けられた。
10年後浩介に再会し、付き合うことに。
最後の最後で泣かせにくる小説。
ただの恋愛小説かのように見せかけて、散らばっている彼女の正体の伏線。
私も一番最後に気になっていたことを主人公が言った時にはスッキリしました(笑)
最後のオチは好みがわかれるかもしれませんが、私は好きです。
ハッピーエンドにもバッドエンドにも捉えることができる物語でした。
私はハッピーエンドだと思ってます。
P157
「ほら、社長の口癖あるじゃん。
『会社は一艘の船です』っていうの。
ウザいけどさ、たしかにそういう面もあると思うんだよな。
いろんな漕ぎ手がいる中で、一人だけ超ハイペースで漕いでても船はまっすぐに進まないだろ?
(中略)
櫂(かい)の動きがばらばらな船に、荷主が安心して荷物預けられると思う?」
陽だまりの彼女
この言葉をもっと早くに知りたかったです。
「空回り」ってよく聞くけど、たぶんこの状態が「空回りな状態」なんだと思います。
自分も気を付けないといけないなと反省しました。
ってことで今回は越谷オサムさんの作品「陽だまりの彼女」でした。
選書の参考になれたらうれしいです。
最後に越谷オサムさんの他作品と、読書中級者向けの本を紹介しています。ぜひ覗いてみてください
それでは!